平成30年5月29日（火）で「阿蘇の草原の維持と持続的農業」が世界農業遺産の認定を受けて、丸5年が経ちました。
この５年間は熊本地震や噴火、水害など大災害が発生し、地元生産者や関係団体の皆さまには大変なご苦労があったかと思いますが、皆様におかれましては、阿蘇地域世界農業遺産の推進・発展にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
認定を受けた5年前と比べ、農業従事者は減少しているものの、草原面積及び放牧頭数は微減にとどまり、野草堆肥の利用等の環境保全型農業への取組は拡大しているなど、阿蘇地域世界農業遺産の保全は図られていると考えています。
阿蘇地域の世界農業遺産認定は、農業を通じて素晴らしい草原と景観を長年にわたり維持してきたことが世界に認められたことであり、この認定を活かして、千年以上も前から受け継がれてきたこの草原を次の千年にも残っていくよう取組を行ってまいります。
