世界農業遺産としての価値

巡る農林業

多様な農林産物

農業

阿蘇は、高地の冷涼な気候である上に、火山性土壌のため生産性が低く、また、火山による降灰や降雨による浸水害を受けるなど、元来、農業生産に適した土地ではありませんでした。このため、カルデラの底に広がる平野では長年にわたり農地の改良などが行われてきた結果、今日では稲作のほか、夏季冷涼な気候を活かした野菜・花きなど多様な農産物の生産が盛んに行われています。

畜産業

野焼き、放牧、採草というサイクルが阿蘇の草原を維持してきたことを考えれば、畜産業の果たす役割は大きなものがあります。

阿蘇では褐毛和種(あか牛)をはじめとした繁殖経営が行われてきました。現在、県内の繁殖雌牛(母牛)の約1/4が阿蘇で飼われており、肉用子牛の供給地帯となっています。

林業

林業も、阿蘇における主要な産業です。阿蘇の森林のほとんどは、植林されたスギやヒノキからなる人工林であり、「小国杉」は全国的なブランドとして知られているほか、全国唯一のヒノキの挿し木品種である「南郷檜」もあります。

meguru

  

阿蘇の主な農畜産品